天狗岳 [山行2013]
天狗岳2645M 12月26(木)~27日(金) M・H
Mさんは八ヶ岳に行きたいと願っているのだが、中々その機会に恵まれず、また、阻まれている。
そこで、簡単確実なコースを選んで一緒に登ることになった。
新潟の彼女は、前日夜の9時頃家を出て、梓川で仮眠をしていたと言う。意気込みが凄い。
10:00茅野市役所集合。早お昼をデニーズで豪華に食べて出発。
このお昼はスタミナを維持し、快調な登りを保障してくれた。
12:30渋御殿湯出発。橋の手前の小屋で計画書を提出。小屋までの樹林帯を標高差550Mを登る。
2万5千図を拡大し、高度計と比較しながら登ることとする。
変化のある部分では確実に決められるが、だらだらと続く登りなどでは、場所の特定は難しかった。
いったいどうするの?お恥ずかしいことです。
14:10黒百合ヒュッテ着。約2時間半の行程。
ほどよく雪があって歩きやすい。曇っているのでほとんど見通しは利かなかった。
天気予報も期待は出来ない。今夜低気圧が通り過ぎる。ややもすれば、明日の午前中は大荒れで登れないかもしれない。
いつもテントだったので、この小屋に泊まるのは初めて。
荷物置き場の棚、こたつ、ストーブが2台、広いスペースを一階にとってあり、赤々と薪ストーブも燃えている。温かく過ごしやすい。人気の元はこのようなリラックススペースがふんだんにあるからだろうか。
宿泊者はたったの7人だけ。山はウイークデイに限る。
夜半には雪が降り始め、朝までに約30㎝ほど積もった。
7:15小屋を出発。私達より先に出た人たちがラッセルをしていってくれている。
樹林帯を抜けると岩稜帯に入るので、今までのトレースはすべて消されており、吹き溜まりには1メートルくらいの雪が積もっている。
先に行く人の足跡を辿り、石楠花やハイマツを踏みしだいて登った。
天狗の奥庭方面への分岐点・・・山頂まであと少し
9:30東天狗山頂に到着。
登る途中では視界が利かず、やや風もあったが、山頂に着くと同時に様子が変わってきた。厚い雲を通して太陽が光を届け、西天狗、箕冠山、硫黄岳の東斜面を見せてくれた。
それでも、山頂の風はさすがに冷たく早々に下る。
後ろを振り返るとまだ山頂に残っている人の姿が輝いていた。
10:30黒百合ヒュッテにもどり、下山開始。
Mさんの下りは強い
後を追いかけるのだが、さらさら雪の滑りに乗せられて私は転ぶことしきり
・・・・七転び八起き・・・ スカルパの靴にしてからどうも 滑ってしまう。
渋御殿湯にて800円の温泉に浸かり帰宅
今シーズンの冬山第一歩でした