裏銀座縦走 西釜尾根 [山行09]
裏銀座縦走6日目 8/11 晴れ
西 釜 尾 根 ~ 黒部の山よまた会おう ~
台風は、その影響で大きな災害をもたらしたが、幸い本体は東に逸れた。
予定通り西釜尾根から槍ヶ岳を目指すことが出来るようになった。
準備を済ませ双六小屋入り口に出ると、小屋の若い男性が皆さんをにこやかに送り出していた。
「西釜尾根はどうでしょう。」と声を掛けると
「大丈夫です。いいですよ。」と太鼓判の返事だった。
そうか。一般登山道なのだ。一歩一歩歩けばよい。もう何も心配せず出発。
少し登って小屋を振り返る。ガスに曇っている。
双六小屋は、山小屋であることを忘れるほど快適だった。
飲むことが出来る水が水道からふんだんに出ている。
ごみは、燃えるごみ、缶、ビンに分けて回収してくれている。
布団は一人当たりたっぷり一枚、気持ちの良い清潔なもの。
トイレは水洗。乾燥室はジェットヒーターでがんがん乾く。
食事も普通の旅館並み。・・・・快適この上なし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でした。
ガスが上がってきてモルゲンロード現象。自分の姿が映っている
歩きながら、ラジオのスイッチを入れると、今朝5時7分頃、静岡沖で大きな地震が起きたらしい。
アナウンサーの切羽詰った声、気象庁の記者会見、各地の震度などを流している。
何と言うことでしょう。豪雨が過ぎたら今度は大地震。
その最中を殆ど大きな影響も受けずに私は奥山を一人歩いている。
よかったと思うと同時に何だか申し訳ないような気持ちにもなる。
20分ほどで樅沢岳2,755M しばらく眺望を楽しむ
昨日まで歩いた山々
今日、目指す山
昨日雨の中、小学2年生の子が登った山
新穂高温泉のロープウエイと焼岳・乗鞍岳
この稜線も花がいっぱいだった
トリカブト・アザミが秋を語る
しっとりハクサンイチゲ
草原の花ミヤマタンポポ
最盛期を過ぎているコバイケイソウ
ミヤマキンポウゲに混じってシナノキンバイ
ミヤマリンドウ
ハクサンチドリ
徐々に岩礫が多くなり、花の種類も変化を見せる
岩が流れを作っている
イブキジャコウソウ
シコタンソウ
タカネシオガマ
タカネミミナグサ・・・岩礫に上から下まで群生。霧に濡れて下を向いている
すでに3時間が過ぎている。そろそろ西釜尾根だろうか
先に岩尾根が見える
そのとき、真上に槍の穂先が見えた。顔を上に向けるほどの高さに驚く
砂礫の登りが顔を出した。
ひと登りして休憩
これが西釜尾根?想像していた岩場ではなかった。砂礫の登山道。
右側の小さなコルまでの急斜面を登った。
確かにクサリはあるが、役に立たない。ストックで雪山を登る要領でOK
まだもう少しかな
一箇所だけ、急斜面の砂礫を登ったが、あっけなく西釜尾根は終わってしまった
千丈乗越に到着
ここからの登りに備え、ゆっくり昼食
フランスパンに温かいコーンスープ、チーズとサラミをかじった。
これは、北海道の山に行ったときのメニュー・・・何日経っても美味しく食べられる
朝食のとき双六小屋ではポットにお湯を入れて置いてくれてあった。わざわざ頼まなくて良い。
ここにも登山者の気持ちをよく知っているサービスがみられ有難かった。
最後の登り。厳しいと書いてあったが、ブナ立尾根に比べたら楽勝だった
槍の肩近くには鮮やかな花々が待っていた ゆっくりゆっくり愉しむ
ミヤマキンポウゲ、タカネツメクサ越しに西釜尾根を望む
やはり槍の穂先は魅力がある
ここにもクモマグサ
岩場にハクサンイチゲが美しい
ミヤマキンポウゲがいっそう鮮やか
とうとう着きました
~~~烏帽子岳・野口五郎岳・東沢乗越・水晶岳・祖父岳・雲の平・黒部五郎岳・鷲羽岳・西釜尾根~~
豊かで奥深い黒部の山々を心行くまで愉しむことが出来た
” あ り が と う ~ ~ ! ”
槍に登って家で待っているSちゃんにライブカメラ越しに挨拶をしようと思ったが・・・
少しずつガスが濃くなってきている。登っても見えなくなりそうなのでキャンセル。
槍山荘に一度は宿泊も頼んだがこちらもキャンセル。
これがチャンス!
いつか泊まってみたいと思っていた徳沢園まで降りることに決めた。
いま2時。急がなくては暗くなってしまう。
すぐさま出発。・・・急いで急いだ・・・がなかなか遠い。
それは覚悟をしていたが遠かった。5時間かかって暗くなりもと7時にやっと到着。
やっぱり暗い森は怖かった。
風呂に入り、豪華な夕食。柔らか~い絶品ステーキ。
頑張って歩いて、走ってきた甲斐があった。
敷き布団2枚に白いシーツをかけて・・ああ~幸せ・・・ZZZ・・・・
~ 美味しいもの やわらか~い布団 毎日入れるお風呂 家族の笑顔に もっともっと感謝 ~
明日は7日目 上高地から新島々。Iさんに大町まで車でサポートして頂き、そこから佐久の自宅に帰る。
西 釜 尾 根 ~ 黒部の山よまた会おう ~
台風は、その影響で大きな災害をもたらしたが、幸い本体は東に逸れた。
予定通り西釜尾根から槍ヶ岳を目指すことが出来るようになった。
準備を済ませ双六小屋入り口に出ると、小屋の若い男性が皆さんをにこやかに送り出していた。
「西釜尾根はどうでしょう。」と声を掛けると
「大丈夫です。いいですよ。」と太鼓判の返事だった。
そうか。一般登山道なのだ。一歩一歩歩けばよい。もう何も心配せず出発。
少し登って小屋を振り返る。ガスに曇っている。
双六小屋は、山小屋であることを忘れるほど快適だった。
飲むことが出来る水が水道からふんだんに出ている。
ごみは、燃えるごみ、缶、ビンに分けて回収してくれている。
布団は一人当たりたっぷり一枚、気持ちの良い清潔なもの。
トイレは水洗。乾燥室はジェットヒーターでがんがん乾く。
食事も普通の旅館並み。・・・・快適この上なし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でした。
ガスが上がってきてモルゲンロード現象。自分の姿が映っている
歩きながら、ラジオのスイッチを入れると、今朝5時7分頃、静岡沖で大きな地震が起きたらしい。
アナウンサーの切羽詰った声、気象庁の記者会見、各地の震度などを流している。
何と言うことでしょう。豪雨が過ぎたら今度は大地震。
その最中を殆ど大きな影響も受けずに私は奥山を一人歩いている。
よかったと思うと同時に何だか申し訳ないような気持ちにもなる。
20分ほどで樅沢岳2,755M しばらく眺望を楽しむ
昨日まで歩いた山々
今日、目指す山
昨日雨の中、小学2年生の子が登った山
新穂高温泉のロープウエイと焼岳・乗鞍岳
この稜線も花がいっぱいだった
トリカブト・アザミが秋を語る
しっとりハクサンイチゲ
草原の花ミヤマタンポポ
最盛期を過ぎているコバイケイソウ
ミヤマキンポウゲに混じってシナノキンバイ
ミヤマリンドウ
ハクサンチドリ
徐々に岩礫が多くなり、花の種類も変化を見せる
岩が流れを作っている
イブキジャコウソウ
シコタンソウ
タカネシオガマ
タカネミミナグサ・・・岩礫に上から下まで群生。霧に濡れて下を向いている
すでに3時間が過ぎている。そろそろ西釜尾根だろうか
先に岩尾根が見える
そのとき、真上に槍の穂先が見えた。顔を上に向けるほどの高さに驚く
砂礫の登りが顔を出した。
ひと登りして休憩
これが西釜尾根?想像していた岩場ではなかった。砂礫の登山道。
右側の小さなコルまでの急斜面を登った。
確かにクサリはあるが、役に立たない。ストックで雪山を登る要領でOK
まだもう少しかな
一箇所だけ、急斜面の砂礫を登ったが、あっけなく西釜尾根は終わってしまった
千丈乗越に到着
ここからの登りに備え、ゆっくり昼食
フランスパンに温かいコーンスープ、チーズとサラミをかじった。
これは、北海道の山に行ったときのメニュー・・・何日経っても美味しく食べられる
朝食のとき双六小屋ではポットにお湯を入れて置いてくれてあった。わざわざ頼まなくて良い。
ここにも登山者の気持ちをよく知っているサービスがみられ有難かった。
最後の登り。厳しいと書いてあったが、ブナ立尾根に比べたら楽勝だった
槍の肩近くには鮮やかな花々が待っていた ゆっくりゆっくり愉しむ
ミヤマキンポウゲ、タカネツメクサ越しに西釜尾根を望む
やはり槍の穂先は魅力がある
ここにもクモマグサ
岩場にハクサンイチゲが美しい
ミヤマキンポウゲがいっそう鮮やか
とうとう着きました
~~~烏帽子岳・野口五郎岳・東沢乗越・水晶岳・祖父岳・雲の平・黒部五郎岳・鷲羽岳・西釜尾根~~
豊かで奥深い黒部の山々を心行くまで愉しむことが出来た
” あ り が と う ~ ~ ! ”
槍に登って家で待っているSちゃんにライブカメラ越しに挨拶をしようと思ったが・・・
少しずつガスが濃くなってきている。登っても見えなくなりそうなのでキャンセル。
槍山荘に一度は宿泊も頼んだがこちらもキャンセル。
これがチャンス!
いつか泊まってみたいと思っていた徳沢園まで降りることに決めた。
いま2時。急がなくては暗くなってしまう。
すぐさま出発。・・・急いで急いだ・・・がなかなか遠い。
それは覚悟をしていたが遠かった。5時間かかって暗くなりもと7時にやっと到着。
やっぱり暗い森は怖かった。
風呂に入り、豪華な夕食。柔らか~い絶品ステーキ。
頑張って歩いて、走ってきた甲斐があった。
敷き布団2枚に白いシーツをかけて・・ああ~幸せ・・・ZZZ・・・・
~ 美味しいもの やわらか~い布団 毎日入れるお風呂 家族の笑顔に もっともっと感謝 ~
明日は7日目 上高地から新島々。Iさんに大町まで車でサポートして頂き、そこから佐久の自宅に帰る。
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