針ノ木峠・蓮華岳2日目~コマクサ~ [山行09]
目覚めたのが4:30 雨は止み風も弱まってきている。
5:00朝食 残っているご飯を温め、ポタージュスープを入れて出来上がり。残っていた梅と胡瓜がおかず。消化もよくて美味。
昨日夕方蓮華岳に登った人は雨と雷に見舞われた。今日は、何とか天気は持ちそう。コマクサの写真を撮りながらゆっくり観賞できそうだ。
おはよう! 「ウサギギク」
ひと山越えて稜線を歩き緩衝地帯に入り小さな花畑で一休み チングルマ ミヤマダイコンソウ イワカガミ ミヤマゼンコ アオノツガザクラ
「タカネヤハズハハコ」
「ミネズオウ」
砂礫地に入るとコマクサの群落が広がる
自ら厳しい自然を好み砂礫と寒風、氷土に身を託して長い年月を育んで来た。地表に芽を出すまでには7,8年の歳月を要すると言う。その後は、砂礫の動きとともに根を張って行く。群落と言っても密集はしない。様々な表情を見せる一株ひとかぶ。それぞれの美しさを写しとって擱きたい。
白いコマクサは絶滅危惧種に指定されている。純白の衣装をまとう花嫁のごとく美しく孤高に輝いていた。
山頂手前でハイマツや他の植物が見られた。
「コケモモ」子どもの頃、登山のお土産にそれは酸っぱい赤い実があった。山への憧れの実。
「イワツメクサ」
「ツガザクラ」
「イワベンケイ」
山頂付近には、タカネスミレと混生。あと何十年かしたら植生は変化するだろう。
「タカネシオガマ」・・・左横にコマクサの葉が見える。今後どちらが優位になるのだろう。
山頂手前に祠が、次に北葛岳方面への道標そして、三角点が山頂だった。ガスのため展望がない。
帰りは花を再度愛でながら下る。
「エゾシオガマ」
「イワギキョウ」
「ヨツバシオガマ」・・・花の形が鳥の頭のように見えて面白い
ああ~ たのしかった!! ありがとう
あとは下るのみ ところが、雪渓を過ぎると沢の斜面をトラバースする登山道。あめが降ってきて暗い。こんな所で熊に行き会ったらどうする?と思ったら怖くなってきた。歌を口ずさむけどそんなに大きな声も出ないし、歌だって「♪右足君よろしくね♪左足君頑張ろうね♪・・・」なんて歌しか浮かばなくて鈴を持ってくるんだったと後悔。
大沢小屋で休むとこれから登るという金沢の方がいた。30分もいろいろ話し込んで下山。扇沢には14時着。駐車場係の方が首を長くして待っていた。明日登るのだそうだ
人を想えば山恋し 山を想えば人恋し
タグ:駒草
2009-08-01 17:21
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