メキシコ国立自治大学 [海外旅行]

壮大な思想・歴史を描く壁画

大学構内になど入って観光出来るのかと思っていたら、広大な敷地に郵便局、銀行、バスの運行など一都市を抱え込んでいる地だとのこと。

大学の競技場を外から見た。大きなスタジアムで、入り口にはリベラ作の立体壁画があった。

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ラテンアメリカを象徴するコンドルとメキシコを象徴するワシを描き、黒人の男女が子どもを守るような姿が中心に描かれている。スペインからの搾取と差別の歴史を経て、自由を手にした独立。そして1968年のメキシコオリンピックを開催したスタジアムである。あらゆる人の尊厳と自由希望を表現したのではないだろうか。この壁画をを見ると優しさと包容力、前に向かっていく明るい未来を見ることが出来そうだ。大学がこんな素晴らしいスタジアムを持っているなど、日本では考えられない。素晴らしい理念を持った教育の場がここには有りそうだ。

図書館の外壁には4面全て壁画でおおわれていた。先ず南側「スペイン植民地時代の圧政」

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北側は「アステカ文明」

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西は学生たちの現代メキシコに置ける役割

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東は「太陽と月宇宙、科学、政治」を表していると言う。(画像が無くて残念)

本館にはシケロイス作「民衆から大学へ、大学から民衆へ」の立体壁画がある。腕を真直ぐに伸ばす4人の群像は学問、言論の自由を表現か?

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さらにこの北にはペンを持つ手の腕が武装している。ペンと武装?共感しかねる。が、現実なのかもしれない。IMG_3534縮.JPG

このようなキャンパスで勉強している学生の話を聞きたくなった。


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